パーキンソンの法則をご存じでしょうか?イギリスの官僚制度(特に植民地省)を観察、分析した結果によって導かれた法則です。簡単に言えば、役人の数は仕事の量とは無関係に増え続けるということです。何故かと言えば、同僚や部下が増える方が、自分の居心地が良くなるからです。それを正当化するために、自ら仕事を創ります。
さらにパーキンソンの凡俗法則によれば、組織は些細な物事に対して、不釣り合いなほど重点を置くのです。これによって人の数を増やすことを合理化します。
民間企業の場合は、人員の増加は回り回って自分の給与等に帰ってきます。しかし、自分の給与等に帰ってこない公務員の場合はそれが暴走するのです。
教員不足に関する大臣の会見を視聴しました(https://www.youtube.com/watch?v=KPZn2ZmylzY の6分40秒ごろ)。ごめんなさい、どうして文科省はバカの一つ覚えのように教員を増やすことしか考えられないのでしょうか?教員を増やしても、その教員数でもブラック勤務になるほど、仕事を増やし、どうでもいいことに拘るのです。
文部科学省の方々は、日本の教育を考えています。ロマンチストでもあります。そして一生懸命に予算を獲得してくれます。でも、バカの一つ覚えばかりではなく、少しは知恵を働かせて欲しいと願います。