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再生産

 部活でしごき、体罰がなくなりません。なぜなら、それが大事だと、それが子どもにとっていいことだと信じている人がいるからです。何故だと思いますか?それは多くの教師は自己の過去の経験に基づいているからです。ようは「根拠俺」なのです。

 部活の顧問の一定数は、しごき、体罰によって、伸びた、成長したという過去の経験がある人です。しごき、体罰を拒否する人は退部していますから。

 本日、推薦入試の試験監督を務めました。どういう教師になりたいかは定番の質問です。この質問に対しての応えの多くは、恩師から個別に与えられた配慮を感謝し、そのような教師になりたいという語りがあります。

 もちろん、それを否定的にとりません。これが普通だと分かっていますから。淡々と聞き、試験を終わります。

 でも、思います。「あなたが得られた配慮、指導は、全員は無理。つまり、依怙贔屓なのです。それが理想の教師だとおも言う人は、きっと同じような依怙贔屓をするのだろうな」と思いました。ま、工業化社会のコードで動いています。その中で、組織人として、動きます。

 今年の受験生は私が指導できない学生です。ですので、呪縛をとれたらいいな、と思いながら学生さんの話を聞きました。