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可愛い

 本日、二十年以上前のOB二人が前触れもなく来ました。一人は小学生の子連れで、5時間かけて下道で来たそうです。私が出張だったらどうするつもりだったのだろうと思います。

 さて、「なんか質問や相談があるの?」と聞くと、特段無いそうです。会いたかった、という理由だそうです。「おいおい、そんな理由で子連れで5時間かけてくるの?」と思いました。リクエストは「ためになる話をして下さい」と言われたので、「教師のためのお金の増やし方がわかる本」(https://amzn.to/3pt2I3a )のさわりの話をしました。保険や長期分散投資の話です。

 「西川先生からは、おいお前、『学び合い』はやってるか?という話か、お前の学校で『学び合い』の考え方を広めなければならないと説教されるかの2択だと思いました。でも、全く違った切り口で来たのでビックリしました。何故、その話をしたのですか?」と聞かれました。

 私は「短時間で、一番、お前らが幸せになれる話だと思うから選んだんだよ」と説明したら至極納得していました。それから以下のような話をしました。

 私はゼミ生に何かをしなさいと強いたことは無いと思うよ。思い出して、『学び合い』を実践しろと言ったことないでしょ。お前達が『学び合い』をしたいと願うならば、すればいいし、そうでないならばしなけれいい。私は常に集団で考える。二割弱の人には『学び合い』が分かるけど、それ以外の人にはわかりずらい。その二割弱にお前らが含まれるか否かは、置かれた状況に依存する。西川研究室の卒業生だから『学び合い』をすべきだとは思っていないよ。

 私は特定の人に対して『学び合い』を積極的に伝えようとしません。理由は、それは危険だし、効率が悪いから。だから、私は常に不特定多数の人に対して情報発信をして、求める人に対して誠実に応えるのが私の戦略。だからFacebookに関して、私から友達申請はしない。

 それから色々な話をしましたが、じっと私を見ているばかりです。なかなか帰らないので、「もうそろそろにしないか?」と言うと、「もう二度と先生に会えないかも知れない」というので、そんな不吉なことは言うなバカとたしなめました。最後に一緒に写真を撮らせて欲しいと言われたので、OKしました。

 二人とも在学中はドライな感じのゼミ生だったので、あの懐かれ方にビックリし、本性はそうだったんだと思いました。可愛いな。