突然ですが、町中の「その手」のホテルに男女が入り入ったとします。その後、女性が強姦だったと訴えたとします。男性の方は合意の上だと主張したとします。ホテルの人も強制は無かったと証言したと思います。
さて、皆さんはどう思いますか?
教員の残業代訴訟が、地裁に続いて高裁で原告敗訴です。最高裁に控訴予定だそうですが、まあ、敗訴でしょう。
教員の働き方改革は簡単です。定時で帰ればいいだけのことです。そういうと「それは無理です」と反論されそうですが、それは法律をちゃんと理解していないからです。そして教師も労働者であることを理解していないようなものです。
この訴訟はお叱りを覚悟で言うならば、強姦か合意の上での性行為かの訴訟と似ています。法律を読めば、徹底的に断れることは明らかですので、合意と判断されるのです。
今、出版が進んでいる本は、このあたりをわかりやすく説明し、具体的な対策を書いた本です。おそらく私の書いた本の中で、最も日本の教育を直接的に動かせる本だと思っています。日本の教師は法律を知らない。それが現状のブラックを生み出しています。