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世界

 新潟市に出張のために特急列車に乗りました。ボーッとしていたら「西川先生ではないですか?」といきなり声をかけられたのです。聞くと教師で、私の本をいくつも読んだ方でした。私の横が空いていたので、そこに座ってもらい、新潟まで楽しく会話をしました。

 これもビックリしますが、以下の方がビックリします。

 こんなことがありました。私がお世話になっている某ハウスメーカーの上越支店に、私の担当の方に電話しました。応対の方から、担当の方は出張で本日中に戻らないとのことを聞きました。私は明日、再度かけ直しますと言って切ろうとすると、「私は先生のSNSをよく読んでいるんです」と言われたのでビックリしました。その方とは一度も会話したことがない方です。私は「御社に関わるようなことは書いていないと思うのですが」と申しましたら、「何故か癖になっちゃんですよね」と言われました。「それはありがとうございます」と言って電話を切りました。

 かかりつけ病院ではない、地域医療の中心病院に行きました。紹介状を受け付けの方に渡し、手続きをしました。手続きが終わったとき、その受付の方から「西川先生の本を読みました。面白かったです」と言われました。正直、びっくりしてドギマギしながら、「それは良かった。ありがとうございます」と頭を下げました。

 普段の私の世界は極めて限られています。週一で、ゼミ生(20人)とゼミをし、十一人の同僚と会議をします。事務の方とのやりとりは電子メールが主です。従って、実質上、私の世界は家内と私なのです(息子が大学に進学する前は息子が含まれます)。そんな超狭い世界をカント的なシンプルでルーティーンの生活を過ごしています。

 そのため、私が思っている以上に私は広い世界と繋がっているのだということを、ふと思い出すことがあります。