日本の若者の英語力が低下しているそうです(https://www.nikkei.com/article/DGKKZO66329730X21C22A1CT0000/?fbclid=IwAR248sQ7bXrm1pMwMwarTWytcu1ltHRhljr2GbfEJAK5X-9gIEx6E4rhUwM)。
母語が英語じゃない国で英語力が高い国の特徴は3つです。
第一は、GDPのなかで国内消費分が低い弱小国。
第二は、国内に部族語が乱立し、統一した母語がない国。
第三は、母語に抽象度の高い言葉がなく、高等教育では英語の本に頼らなければならない。
日本のGDPの中で国内消費分は約8割です。日本には日本語があります。方言はありますが、共通語が全国で通じます。福沢諭吉らが「真理」等の言葉をつくりました。つまり、日本はとても幸せな国なのです。英語力を高めたければ、リスニングテストを導入するより、上記3点を壊せば良い。
機械翻訳が発達するこれからの日本において、英語力を高めるより、身近な物産、日本の文化を知る人材が必要だと思います。その人達が機械翻訳や、英語に堪能な人を通じて、それを伝えれば良い。
工業化社会のコードは規格化です。国際化→英語力を高める、という至極単純な発想で、全ての子どもに英語を強いる。日本人のリソースが、生涯使わない英語に浪費されているように思うのです。