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ご批判

 「部活動顧問の断り方」(https://amzn.to/3SFk76z )に対する評価の中に★一つの方がおられた。興味を持ってその方のレビューを読みました。以下の通りです。

 

売れる本としての「題名」は評価できるが、現場を離れた人間が書いて、現場を混乱させることが最も苦しい悪行になっている。これもその一つである。中央審議会(おそらく中央教育審議会のことだと思います)へ呼ばれ、出席し、発言し、皆を納得させて社会的な構造を変えることをお願いする。

 

 この方は文部科学省が働き方改革を出来ると思われているようです。おそらく、前回の働き方改革で年単位の変形労働時間制を打ち出したことも知らないのでしょう。そして、おそらく確実なことは、この方は題名を読んだけど本は読まれていないと思います。もし、読んでいるならば、批判の仕方が違っていたはずです。まあ、良いのです。この本はイノベーター・アーリーアダプターが読んでいただければ良いのですから。

 今から二十年前に某教育雑誌に『学び合い』を批判する特集が組まれました。私としては、特集を組まれて批判されるレベルになったかと喜んだ記憶があります。しかし、読んでみて笑いました。それに寄稿した人の全てが、私の本を一冊も読んでいないことが明らかでした。研究者の世界では、論理的な批判は推奨されます。しかし、批判の根拠を明示する義務があります。批判する場合、関係する論文等を読んで、自分の主張に瑕疵がないかをチェックします。一冊も読まずに批判するのにビックリしました。それを思い出しました。

 いずれにせよ、楽しく読ませていただきました。