ディープなフォロワーの方だったら気づいていると思いますが、私のゼミ生は私に感謝の言葉を発しません。それは追い出しコンパもですが、彼らのSNSでの発信でもありません。彼らが発するのは西川ゼミの仲間に対する感謝です。
ここまで徹底すると、見事です。
理論的に、それが正しいことを知っています。ところが、私の古い価値観の尻尾が、「これでいいのか」という声を出します。
慌てて発しますが。これでいいのです。こんなことを書くと、心優しい君たちは、感謝の言葉を発するでしょう。でも、不要です。この状態を誇らしく思っている私もいるのです。
日本中のゼミの中で、卒業生から「お世話になりました。ありがとうございました」を一言も言われない指導教員はどれくらいいるだろう。その中の一人だけど、とても誇らしい。だって、卒業した後は、仲間が自分を守ってくれるのだから。
セオリー通りです。