教師になって40年弱。今は分かるけど、若いことは分からなかったことがあります。
若い頃は教師(私)が頑張れば良くなる。頑張れば、頑張るほど、良くなる。と。日本中の先生方はそう思っています。でも、今は違います。
何十年も年が離れている、30人以上の赤の他人を変えられるわかない。教師の出来るのは、その子どもが出来ること、やりたいことをやらせることなのです。『学び合い』が何故、一般性を持つのか。それは、ホモサピエンスが出来ること、やりたいことを許すと言うことだけのことだからです。逆に多くの実践が失敗するのは、子ども達集団の多くは出来ないこと、やりたくないことをやらせようとしているからです。
本性を出させることはたやすい。同時に、本性を封印することもたやすい。
他でもありません。西川ゼミも同じです。私の管轄下である行動しても、それから離れたときの行動は、その人の行動原理なのです。普通の教師になっても、残念だと思いますが、そういうものだということを知っています。全ては、志を高くもつこと、家族に迷惑の無い行動をし続けること。これが得であるということを、私の姿で伝えきれなかったと言うことです。
2年間以上の関わりのあるゼミ生でもそうであるならば、お悩みメールの方々に対してのスタンスはそうなります。
私が予言していること。それは私と関係と無く動きます。ようは、その中で潰れない教師を生み出す算段です。