今、教育関係の学会の衰退が顕著です。設置審の縛りがなくなり、大綱化が進んでいます。私は憂います。学術の裏付けの無い実践は危うい。だから、あえて問います。ものすごく怖いけど、退職直前だから表に出せます。
教育工学の研究成果が、学校現場に定常的に生かされた事例を知っていますか?実験校の事例ではなく、そこから波及した事例がありますか?
理科教育学の研究成果が、学校現場に定常的に生かされた事例を知っていますか?実験校の事例ではなく、そこから波及した事例がありますか?
その他の学会も同じです。学術の世界ではなく実践の場にいる人が常識としているものの根拠が学術である事例を知っていますか?学術の世界に身を置き40年たち、色々な学会から賞をいただいた私は思いつかないのです。
これがはっきり言えないから、教育学部での教科領域等が削減の攻撃にさらされています。憂います。
追伸 感情的にならず、客観的事実としてお示しいただければ、私は安心します。