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賞味期限

 本日の大学の講義は、ここ10年ぐらいで最悪でした。もちろん、つつがなくしました。笑いもとれました。しかし、幾人かの学生の「目の動き」、「微表情」から「不満」、「嘲笑」を感じました。仕方がありません、私の考えをストレートに語ったからです。

 私の考えは、大多数の人には分からない。例えば。

 「どんなにやっても、一人の教師が子ども全員をなんとかするのは無理」

 「どんなに寄り添っても、あの子を変えることは無理」

 「細かい仕掛けで解決しようとしているのは、子ども集団を信じてない証拠」

 多くの人は無理と分かっているのに、「がんばる」ことで免罪符を得ようとします。しかし、無理は実は無理ではないことを理解したくない。なぜならば、今までの自分を捨てるから。また、本当に出来るか分からないから。

 こんなことは十数年前から同じです。しかし、その際は話の内容をマイルドにして、笑いを多めにしていました。しかし、うまくやれるのに、うまくやりたくなかった。この我が儘さが、私の大学人としての賞味期限なのではないかと、ふと思いました。

 分かる人だけと関わりたい。