■ [大事なこと]文集

教師が子ども達のために文集を作り、プレゼントすることがあります。良き教師の姿の一つです。しかし、そうでしょうか?
考えて欲しい。文集を開いた子どもは、どこを見るでしょうか?自分の作文でしょうね。さて、その後です。その子は他の子の作文を見るでしょうか?疑問です。では、文集という形態にしてるのでしょうか?それぞれの作文に表紙を付けて、渡した方が良いのではないでしょうか?
子どもが作文を書くとき、誰に対して書くのでしょうか?もしくは、誰の目を意識して書くのでしょうか?おおにして、教師を意識しているのではないでしょうか?そのようにして作られた作文を集めた文集を、最初から最後まで読むのは教師だけです。そして、それ故に、上記のナンセンスさに気づくことが出来ません。
キレイな文集を作るより、クラスのみんなが、クラスのみんなの作文を読みたいと願うことのほうが大事なのではないでしょうか?そして、それだけではありません。本当は、少なくとも、そのクラスの親が、クラス全員の子どもの作文を読みたいと願がうことの方が大事なのではないでしょうか?
どうすべきかは既に明らかです。すくなくともその一部は片桐さんは、それを実践し、実証的に明らかにしています。