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2009-09-04

[]会 05:57 会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 会 - 西川純のメモ 会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 四半世紀以上前からコンピュータの世界を見てきました。栄華盛衰の歴史です。IBMからCPMからMS-DOSになり、9800全盛からウインドウズになり、グーグルに移行しつつあります。

 その時、いつも同じことが起こります。その時点での巨人が囲い込みをします。即ち、自社の規格を統一規格として採用するようにユーザーや開発者に求めるのです。ところが、もの凄い安価で、オープンな製品を出す人が生まれます。そうすると、開発者が自由を求めて移り始めます。やがて新たな製品に対応するソフトが充実し、あっという間に先の巨人は衰退します。しかし、そのうちに強大になるに従って前人と同様に囲い込みをし始めます。そして・・・・

 製品の価値は、その製品の価値ではありません。実は、その製品を使い、可能性を広げてくれる開発者の力によるものです。即ち、開発者をどれだけ引きつけるかがポイントなのです。開発者は少数者ですが、大きな影響力を持っています。そして、開発者は自由を望みます。だから、勝ち続けるには、自由で安価の環境を提供し、常に改良を続けることが必要なのです。

 私は上記を大事にしています。

 だから、『学び合い』に関して、考え方には拘りますが、それから引き出される多様な展開は喜びこそすれ、非難するようなことはしません。だれからも否定されない、当たり前の学校観と子ども観に拘るだけです。

 手引き書等は、ネットで公開し、一定の条件の下、無料で自由に公開しています。

 そして、会は意識的に組織化していません。面倒だからとか、難しいから、とかではなく意識的にです。あはははは

 宮城の会の懇親会の時、ある若い教師が「東京の会をやりたいのですが」と私に声をかけてくれました。私は「どうぞ」と言いました。その方は、「私みたいなものがやっていいんですか?」と聞いたので、「はい。そして、私にことわる必要はありません。やりたければ、やればいいのです。」と言いました。

 各種の手続き上の関係で、「子どもに学ぶ教師の会」の代表として私の名前は書かれます。しかし、代表としての権限は全くありません。これは各地の『学び合い』の会でも同様だと思います。だから、私が年を取り、頑固になって偏狭になっても、私にたてつく誰かを潰そうと思っても、「子どもに学ぶ教師の会」を通してそのようなことは出来ないのです。そして、それは誰も出来ないのです。だって、組織自体があるような、無いようなものですから。でも、確かにあります。それは組織図や定款のようなものではなく、人間としての信頼と尊敬という無形であり、強力なもので創り上げていくものだと思います。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20080825/1219615370

[]ミクシー 05:18 ミクシー - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ミクシー - 西川純のメモ ミクシー - 西川純のメモ のブックマークコメント

 同志が、アイデアを提案しました。おじさんには分からないけど、分かる人には分かるんだよね。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/ytk0820/20090903