■ [大事なこと]セオリー通り

本日はセオリー通りのことをしました。それが、良いか、悪いかの問題ではなく、それ以外に道はないと理解ししました。学習者集団に不安はありません。ただ、自分の愚かさだけが怖いだけです。でも、本心とセオリー、それ以上の道はない。あとは、大いに期待すればいい。
■ [大事なこと]みんなで変える

教員養成系大学で25年も教えていると、教え子の中には新卒教員もいれば県教育行政のトップもいる。どの人も、「何も出来ない」と言われる。トップでさえ。でも、どの職階でも出来ないこともあるが、出来ることもある。どちらに目を向けるかだと思う。
トップは重要な決定を出来るが、汗を流してくれる人がいなければ、絵に描いた餅になる。だから、決定せずに、現状のみんなが動くレベルに毛を二本付け加えた程度の決定しかできない。こんな巨大な組織を変えることなんて自分一人で出来ない、と思う。
末端教師は、毎日、毎日、実践している。ところが動きづらい仕組みの中で藻掻いている。そして、こんな巨大な組織を変えることなんて自分一人で出来ない、と思う。
そう、教育は教師だけで100万人が関わり、それに直接利害を持つ職業に就いている人は数百万人おり、当事者・保護者を含めれば日本人の殆どが含まれる超巨大な組織。だから自分一人で変えられるわけない。それは県教育行政のトップも、末端教師も。でも、みんなだったら出来る。
自分が新採教員であるときから、異なった年代・職階の人とつながり、自分の思いを伝えあえたら。自分が主任になったとき、自分が教頭になったとき、自分が校長になったとき、自分が行政に出たとき、そして自分が教育長になったとき。そういう人が、職階に関わりなく、「変える」力を持つ。
私は教師にも、教頭にも、校長にも、教育長にも、また文部科学省の課長にも局長にも事務局長にも、大臣にもなれないし、なろうとも思わない(校長にはあこがれますが)。でも、多くの人と繋がることによって、自らの行動によって世の中を変える力を持つことを実感しています。