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2014-05-14

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 私の志は「一人も見捨てない」です。

 ところが、私の頭の中にはそれが成り立つ状態が見えて、それが数年の範囲内でプロトタイプは実現可能のように感じてしまって困るのです。

 私の考える限界とは、地域の人たちも含めて、支え合う集団ができること。一人一人が、自分なりの幸せを考え、その幸せを実現する価値を生み出す。この二つです。

 この先が見えないのです。この3年間以上、考えても、考えても見えない。こんなことは三十年間の研究生活でなかった。何が怖いか、学校を中心とした地域コミュニティ再生プロトタイプが完成したとき、私には何も残っていないのでは無いかという不安です。

 教科内容の再検討という課題はありますが、これは時代に先行しすぎている。私が三十代だったらやるべきかもしれないが、日本が滅亡するぐらいの危機的な状況にならないと動かないと思うのです。

 「地域の人たちも含めて、支え合う集団ができること。一人一人が、自分なりの幸せを考え、その幸せを実現する価値を生み出す。」これで救えない子ども(正確にはマシにならない子)はいるでしょうか?教えて下さい。

 もうすぐ退職まで十年になります