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2014-09-11

[]乗り越える 22:23 乗り越える - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 乗り越える - 西川純のメモ 乗り越える - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゼミのOBOGならば分かると思います。私の最大の喜びは、私が愚かであることが分かることです。私をゼミ生が乗り越えたと感じた瞬間、私は嬉しくて泣きます。幸せな瞬間です。私は私の言うことを従うことを喜びとしません。私を乗り越えることが喜びなのです。ただ、乗り越えるまでには、素直に従う段階もあることも確かです。『学び合い』のセオリーに素直じゃ無い人は、私を乗り越えることは永遠に無いと思います。

[]理論 21:49 理論 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 理論 - 西川純のメモ 理論 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「西川先生、私は『学び合い』を広げるつもりはありません」ということを言う方の気持ちは分かります。それは「私は、あなた(つまり西川)に支配されたくない」という言明です。ま、気持ちは分かります。が、誤りです。私が言っていること、書いていることに反しても、私は気にしません。私が気にするのは「一人も見捨てたくない」という願いです。そして「多様な人と折り合いを付けて自らの課題を解決することが学校教育の目的」、「子どもたちは有能である」という二つの考え方に反していないならば。

 教育はあまりにも人依存です。でも、私は教育を物理学のようにしたい。

[]広げる 21:24 広げる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 広げる - 西川純のメモ 広げる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』を実践している方から、「西川先生、私は『学び合い』を広げるつもりはありません」ということを言われる時があります。それを言う人に何を言っても「今」は分からないと思うので、ニコッと笑って聞き流します。

 が二つの面で誤りです。

 もし、『学び合い』が分かっているならば、従来型の授業ではかなりの子どもが苦しんでいることが分かるはずです。それはどうでもいいのでしょうか?そして、職場の中でサポートの無い教員はどうでもいいでしょうか?ま、自分の授業は大丈夫で、人様から何も言われない人はそう考えるのでしょう。私も、その誘惑に負けそうになります。

 以上は「徳」です。でも、もっと重要なのは「得」なのです。

 今、『学び合い』の実践を続けることを自分一人の力で出来ますか?周りの人に説得する必要はありますか?私はありません。我が儘放題が出来るようになっています。でも、そんな人はそれほどいるでしょうか?普通は気を遣ってやっていると思います。では、どうやったら周りの人に納得して貰えるでしょう。今、あなたの考えている結果は決定打ではありません。人は信じたくないものは信じません。でも、信じたくない人も信じる方法はあるでしょうか?あります。一つだけ。それは、「みんながやっている」です。

 私は日本全国のありとあらゆる人からお悩みメールを受けます。そして、ギリギリまで行けば、「じゃ、やめてはいかがですか?」と書きます。従来型では無理だと気づいた人ならば、そこで「したたか」になれます。テクニックの一つと学ぶ人ならば、やめるでしょう。それはそれでいいと思います。いつか、分かりますから。

 過去も今も、『学び合い』を支えようという人によって『学び合い』は成り立っています。

[]広島の会 21:15 広島の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 広島の会 - 西川純のメモ 広島の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

学び合い』広島の会10月の会

【内容】「『学び合い』って?『学び合い』事始め。-全ての子どもたちのために-」

【日時】10月18日(土) 9:30~12:00

【会場】可部 上中ひふみ会館

    広島市安佐北区可部5丁目15-5

【参加費】100円

【申し込み】manabiai@asakita.jp へメールで。以下のフォーマットをお使いください。

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お名前:

地域(市町村等):

所属:

メッセージ(質問や参加動機など、よろしければ・・・

[]参観 16:42 参観 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 参観 - 西川純のメモ 参観 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 毎年、上越にお客様が来られます。『学び合い』の実践を参観し、私と議論するという内容です。今年もあります。今年もあります。二泊三日のだいたいの流れは以下の通りです。初日の15時頃(遅くとも17時頃)に大学に到着します。そこで私と議論し、ゼミ生主催の飲み会です。二日目の午前中は小学校で全校『学び合い』を参観し、私と議論です。三日目の午前中は中学校での『学び合い』実践を参観します。大学に戻って時間の許す限り私と議論し、上越を出発します。

 ことしも、和歌山、佐賀、大阪、青森の方々が来られます。その参観期間は、10月15日~17日、10月19日~21日、11月19日~21日がすでに決まっています。参観希望の方がいらしたら私に連絡ください。

学生さんももちろんウエルカムです。『学び合い』はもちろんですが、上越教育大学教職大学院がどんなことを学べるかもよくわかります。進路に悩む人はどうぞ。

[]理科だからできる本当の「言語活動」 16:12 理科だからできる本当の「言語活動」 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 理科だからできる本当の「言語活動」 - 西川純のメモ 理科だからできる本当の「言語活動」 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『理科だからできる本当の「言語活動」』という本のタイトルから、理科に関係する人に向けての本のように誤解されるかもしれませんが、違います。より広い範囲の方々に読んでいただきたい本です。それは二つの意味からです。

 最近、私が書いている本は『学び合い』のノウハウ本が中心です。しかし、『学び合い』の特徴は学術研究に基礎づけられているところです。『学び合い』の初期の本は、具体的な学術研究をわかりやすく解説し、こういう風な子供の姿がこのように変わったという本を書いています(けっして難しい本ではありません)。私の元々の専門が理科教育学だったので、初期の研究は理科の学習場面を中心としています。

 それらの本は絶版になって手に入らなくなりました。中には高額でネットで取引されているものもあります。『学び合い』の実践されている方々は、自分たちが実践している『学び合い』がどのようなデータに裏打ちされているかを知っていただきたい。そこで、過去の本に書いた事例を精選し、その後に明らかになったことを加えて整理した本が、『理科だからできる本当の「言語活動」』です。先に述べたように、私の元々の専門が理科のため事例の中心は理科となっていますが、他教科に置き換えられない事例は一つもありません。

 『学び合い』がどのように形成されてきたかを知るにはベストな本です。

 もう一つの意味があります。学習指導要領に「言語活動」が明記されたため、多くの学校でも言語活動を取り入れています。しかし、残念ながらツールとしての言語が扱われているにとどまり、活動がおろそかになっています。その端的な例が国語における言語活動です。それらで行われてるものが、将来の生きる力となる言語活動とはほど遠く、実験室的な言語活動です。その現状に多くの方が気づいてほしいと思います。そして、気づきさえすれば、教科ごとに豊かな言語活動が可能です。その手がかりが書いてあります。

 宣伝いたします。

http://goo.gl/vWtjQr

追伸 同志の方々は、是非、研修会等で宣伝お願いします。http://goo.gl/WF7CAL

[]お得な本 15:46 お得な本 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - お得な本 - 西川純のメモ お得な本 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』では学習指導要領を大事にします。『学び合い』の同志のクラスの一コマです。http://goo.gl/P0N4cd