■ [嬉しい]バカ
今日、あるバカから電話が来ました。教員採用試験に合格したそうです。そのバカは教員になりさえすれば、子どもたちを育てられるし、職員室の大戦力になることは、確信しています。しかし、教員採用試験の勉強はしそうもないし、そしてバカなのです。だからなかなか合格しなかった。それが合格した。よかった。その子はもちろん、その子を合格した県もです。抱っこして、ナデナデしたかった。
何度も書きましたが、私はバカが大好きです。
追伸 合格の報告を聞いた後、最初に言ったこと。結婚と子作りに直ぐに邁進しなさいです。これは私のゼミ生だったら分かることですよね。
■ [大事なこと]囲碁
ゼミ生は色々な悩みを言います。大抵は身近な身近のことです。私は承って、アドバイスをします。そうすると、その身近での状況を事細かく話し始めます。
私が言うのは、以下の通りです。
『あなたの身近で何をすべきかは私ではなくあなたしか分からない。私は可能性のある解決策を喋るけど、それを採用するかしないかはあなたが決めればいい。だって、あなたの身近のことはあなたの方が絶対に分かるから。だから、私の喋っていることのどこを使い、どこを無視するかはあなたの判断でやっていいよ。あなたの判断を信じている。だけどね、あなたはあなたの身近のことしか考えていない。あなたの身近なことで解決出来ない時、それでもあなたの身近なことの解決に拘っても解決策は見いだせないだろう。どうするか、もっと広い立場で物事を見るべきだ。身近な問題に関して、考えら得る対処療法はしてもかまわない。しかし、大きな視点で考え、解決策を考えなければならない。
あなたの問題を本質的に解決するには、あなたの学校ではなく、あなたの市町村を変えねばならない。あなたの市町村を変えるためには、あなたの県をかえねばならない。あなたの県を変えるには日本を変えるしかない。私の言っていることは抽象的に感じるかもしれない。でも、それ以外に出口はない。では、どうするか?それは日本中の志の高い人と付き合って、市や県を変える良い悪巧みをするしかない。例えば・・・』(以降、やるべきことをアドバイスしました)
多様な人と折り合いを付けて自らの課題を解決すること、この子どもに語っていることは、今の自分においても真理なのです。
私は囲碁が好きです。局面で負けそうになっても、それを捨て、盤面全体に目を転ずれば色々とできることはあります。そして、それをやれば難攻不落だった局面が変わります。
追伸 そのあと、学校の問題を県レベルにとらえなおすと出口があることを具体的に示しました。ただし、即効性はありません。しかし、可能性が高い。そして、即効性の高い方策はないのですから。