働き方改革の話が出ると、スタッフの増員が直ぐ出ます。しかし、私はスタッフの減員の方が効果があると思います。びっくりしますか?説明します。
10人の職場で10人が過労死レベルの残業だとします。その職場に一人のスタッフを増員したら、早晩、11人の職場で11人が過労死レベルの残業が生まれるだけ仕事を増やすことは明らかです。これと似たことですが、ICTを活用すれば仕事が楽になるというのも幻想です。とにかく過労死レベルまで仕事を増やし続ける体質が変わらない限り変わりません。
現状のスタッフの中で働き方改革が出来る職場なら、スタッフを増員したら有効に活用できるでしょう。それが出来ない職場にスタッフを増員しても無意味です。
本質的な働き方改革をした学校、地域を知っています。共通しているのは限界を超えてしまったことです。それによって働き方改革をすることが後ろ暗くなくなったのです。このままではこの地域、学校が存続できない、何よりも子どもに迷惑がかかることが多くの教師が共有することが出来るとき働き方改革が起こります。だからスタッフの減員の方が効果があると思います。