教育改革が成功しないのは何故か?
簡単な話です。大部分の人が改革したくないからです。
文部科学省、教育委員会は現在のユーザーのニーズに応える責務を負っています。だから、出来るのは軽微改良なのです。そして、それは正しい。文部科学省、教育委員会はそこを守って欲しい。
では、改革は起こらないのか?
起こります。
理由は改革しないと、子どもが、日本が不幸になるからです。
どうすれば改革は起こるか?
これからの世の中を理解した子ども・保護者が、現在の学校を捨てます。これは今後はっきりと顕在化するでしょう。
私が期待している次のステップは、企業が4月1日に一括採用するということを捨てることです。一定の資格、一定の実務経験があれば、大学を卒業しなくても大卒として採用するのです。必要な人材が発生したとき、必要な人材を年間を通して公募するのです。
これはハッキリと顕在化していませんが、おそらくなるだろうという確信があります。理由は単純で、先進国の中で4月1日に一括採用しているのは日本だけで、そうなったのは長期の好景気があったからで、そんな好景気は二度と来ないからです。
追申 教育改革の言説の殆どは、教育界隈の範囲を超えていない。だから見誤る。教育の有り様を決めるのは、教育ではなく、社会なのだから。