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オルタネーティブ

 ゼミ生や日本全国の先生方の質問に対して、ほぼ、脊椎反射のレベルで応えられます。それも、実証的学術研究のデータや経営学・生物学等の学術で。自分が出来ること、求められることに応えられることは「快」です。

 しかし、だんだん、我が儘になっていることを自覚します。

 授業のやり方に関して、興味がありません。文部科学省の打ち出す改善に、興味がありません。

 私にとって、「誤差」のレベルです。

 私にとって興味があるのは、脱工業化社会の教育なのです。

 メンバーシップ型からジョブ型への移行に関しては欧米先進国をモデルにすれば良い。しかし、本当の意味での個別最適化、それも凡人の個別最適化を実現したら、日本人はみんな幸せになれる。そんなことをリアルにシミュレーションしているのです。

 本日、ある方から相談がありました。これが、私の問題意識に近い。

『素朴な疑問なんですが、

小学校一・二年生で、

漢字を書ける

割り算や分数、小数の計算ができる

家には畑があり野菜を祖父と育てている

近所のおじさんたちが社会や歴史を教えてくれる

環境がある場合、学校へ行く必要はあるのでしょうか?

あると思われますか?』

 この方が親として子どもに対して、別な選択肢をごく普通に選択できる状態にしたい。