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妄想

 年末年始に書く妄想を今年も書きます。

 今の教師をなんとかしなければと思われている方々に申します。早く引導を渡しましょう。衰退の速度が遅ければ、非正規雇用に追い込まれる子ども達を量産します。教職を辞したり、家庭を壊す教師が量産されます。

 私に対して、今の教育をなんとかするために自分が出来ることは何でしょうか?と聞かれることがあります。出来ることはあります。時代の流れに反することは、天才・英雄でも出来ません。しかし、時代の流れに沿うことは、凡夫であっても、それを早める方法はあります。

 市場占有者である文部科学省、都道府県教育委員会は改善は出来ても、改革は出来ません。愚かであるためではなく、してはいけないのです。何故なら、圧倒的大多数の顧客(子ども・保護者)は現状を理解せず、現状の維持を求めているからです。市場占有者はそれに応えなければなりません。

 しかしながら、個体群には必ず変化を受け入れ、変化を起こす個体があります。それを有しない個体群は緩慢に淘汰されています。もし、あなたが時代の流れを知るならば、それを理解できる人に伝えて下さい。では、変化を理解できる人たちは誰でしょうか?

 その最大は、子どもであり、保護者です。教師にとって一番都合が良い姿が今の姿なのです。しかし、今の教育によって、子どもが抑圧され、最終的には非正規雇用・失業に繋がることを、自らの体験で知っている40歳代の保護者が増えています。その人達は求めている。そして、それは広域通信制・フリースクールの拡大に現れています。我々は今の教育に不満を持ちながら、それに代わりうる教育があることを知らない保護者と子どもに教えてあげることが出来ます。

 そのために「緊急提言eポートフォリオ構築法」(https://amzn.to/3eJp5Mh )と「Society5.0に向けた進路指導 個別最適化時代をどう生きるか」(https://amzn.to/3HlW85y )の2冊を書きました。是非お読み下さい。

 高校の先生の場合、退学する子どもに対して、もう一つの選択肢があることを伝えて下さい。そして、小学校・中学校の先生方は折に触れて本書で書いていることを学級通信に書いて下さい。そして、引用元として上記の本を紹介して下さい。クラスの中で数人の保護者が読みます。それがママともネットワークで伝わるのです。

 小学校では早すぎると思うのは誤りです。考えてみて下さい。中学校3年生に教えても、もう受け入れられないと思います。できるだけ早くに伝えるべきです。さらに言えば、中学校ではなくフリースクールの方が圧倒的に救われる子どもは少なくないと思います。

 最初は現在の学校教育にフィットしない子どもが単独で広域通信制やフリースクールに行くと思います。でも、今は明らかに次の段階です。現在の学校教育にフィットする子が広域通信制やフリースクールに進学しています。そして次は、コミュニケーション能力の高い子どもが、友達を誘ってフリースクールや広域通信制に進学する段階に移行しつつあります。キャズムポイントは最大5年だと思っています。もし、上記に賛同し、子どもと保護者を巻き込めば、もっと早くなります。

 一般の学校に勤める教師が、広域通信制やフリースクールを知らせることに抵抗があるかも知れません。大丈夫ですよ。日本の行政は優秀です。キャズムポイント近くになったら、本格的に改善ならざる改革に着手します。

 難しいことではありません。まずは、学校教育法施行規則の第五十一条、第五十二条の三、第七十三条、第七十四条の三、第七十六条、第七十九条の五、第百七条、附 則 (平成二〇年三月二八日文部科学省令第五号)の「に定める授業時数を標準とする。」を「に定める授業時数を標準とする。ただし、個々の児童・生徒の実態その他により特別の事情のあるときは、この限りでない。」とすればいいのです。

 また学校教育法第九十条②にある「当該大学の定める分野において特に優れた資質を有すると認めるものを、当該大学に入学させることができる。」を積極的に運用するのです。

 また、大学の護送船団方式やめて、定員の縛りを緩めれば良いと思います。ネット授業を本格的に導入すればいくらでも出来ます。その意味で、岸田首相の方針は第一歩だと思います(https://www.jiji.com/jc/article?k=2021122700803&g=soc)。考えてみて下さい。例えば、旧帝国大学、筑波、広島、早稲田、慶応が50万人の学生を受け入れたら受験戦争なんて無くなりますよね。(ただし、それが正しい選択だとは思っていませんよ。ジョブ型大学を増やし、デュアルシステムでやるべきだと思っています。)

 話を戻します。

 みなさんいっしょにやりませんか?武器は用意しました。