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幸せ

 自分を向上するための読書があります。中高生の頃だったら、カントとかニーチェも読みました(ま、分かりませんでしたが)。

 娯楽のための読書は科学に矛盾しないSFと史実に矛盾しない歴史小説です。何でもありの小説は嫌いです。SFも歴史小説も、私が大嫌いな記述が最小限度か、皆無です。それは子どもが不幸になる姿を描いていない点です。

 ところが還暦になる頃に、ちぇりまほというBLドラマに出会いました。ドはまりしました。こんなコンテンツがあるのかとびっくりしました。私のもう一つの望みは、いい人が幸せになることが望みなのです。これはSFや歴史小説の中では完璧に出来ません。そころがBLコンテンツは完璧にそれを達成するコンテンツがあります。

 じゃあ、BLでなければならない理由は何か?

 いい人たちが出会い、見つめ合い、自分の気持ちに気づき、告白し、結ばれる。

 この過程は不動です。ただし、順当すぎれば面白くない。だから、男女ものは、不自然な障害を設定しなければならない。代表的な例はロミオとジュリエットです。あの状況に共感できますか?等身大の現代人にすんなり共感できる障害はセクシャリティではないでしょうか?

 だから、BLは普通の状況での障害と、乗り越える姿を出せるのです。だから共感できます。

 ドラマ、マンガにはまっていますが、今は小説にはまっています。特別いいのが性描写です。ドラマ、マンガは大幅カットですが、小説は残しています。が、どんなに直接的に書いても、そこには相手への思いが感じられます。それ故、私はボロボロと泣きながら読んでいます。これって、若きのポーの一族や、幼年期の終わりを読んだ時と同じです。

 私は家内を愛し、満足し、感謝しています。でも、別な人が本当に幸福でいることに喜んでいます。そんなコンテンツに出会えたことを満足しています。今は、早く退職したい、と思います。そのための金銭計画は立ちました。幸せです。