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マシーン

 私は目的を定めると、マシーンになれます。ありとあらゆる時間をかけて、その実現のためにすべきことをすることが苦痛でなくなるのです。冷静に考えれば、そこまでする必要があるかと思うことですが、いったんスイッチが入ると、その意味があるかないかではなく、やり続けます。

 中学1年の冬から学部4年の冬まで、あることに集中しました。今考えると、よくぞ徹底したと思います。途中、1年間の中断があり、筑波大学に入学できました。

 その反省のもとに入学した大学院の4月半ばから、学術論文を書くことに集中しました。私にとっては、戦略ゲームの一つ一つが論文でした。その時期には大学院時代の同級生からは、「どの学会の学会誌を見ても、お前の論文が載っている」と言われたものです。多くの学会から学会の賞をいただきました。

 その頃の私にとっては、実践に影響を与えたいと願っていましたが、本を書くにはどうしたらいいかが分かりません。でも、2000年ぐらいから拾っていただける人に出会い、そのような方々に出会い、本を書き始めました。これにのめり込みました。またマシーンになりました。

 最近、困っています。学内政治も、ゼミ運営も、本・論文も、非常に効率よく出来るようになったので、マシーンになる必要が無いのです。もちろんなりますが、数日、マシーンになればいいのです。

 ふと、思いました。これって老後って言うことかな、と。

 マシーンになっていない時間の過ごし方を分かるようになりました。

追伸 高校教師時代、私を可愛がってくれた5人の教師のうち二人は定年前5年以内の方でした。実に穏やかでした。余裕があったんだな~と思います。