テレビを見ていたら、脱工業化社会の子どもが何故学ぶのかという疑問をぶつけました。それに対する応えを聞きました。理屈は分かります。しかし、それを納得するのは上位2割だけです。そして、文脈依存性、領域固有性を理解していません。
我々が出来ることは何か?
義務教育の教師の方は、今の教育を捨てる合理性を、分かる人に伝えることです。そして、分からない人と一緒に捨てることが得であることを伝えるのです。
高校の教師の方は、偏差値ではなく、得られるもので進学先を選ぶことができることのメリットを理解すべきなのです。多くの子どもにとって、適切な就職することが正解です。進学するならば、ジョブ型の専門学校に進学することが正解です。仮に大学に進学したら、専門学校のダブルディグリーが正解です。
真面目な方々は、勤務している学校の存立基盤を侵すことことに躊躇いを感じる方もおられるでしょう。その方々に申します。
今の学歴モデルに従った方が子どもは幸せですか?
みなさんの教え子の中で、この進学したら不幸になりそうな子はいませんか?
安心して下さい。今の教育を捨てる子ども・保護者が2割を超えれば、行政が動きます。不登校特区は今の行政の例外的妥協案です。
追伸 意外だったのは池上さんが、案外、工業社会人であることを知りました。ただし、アメリカの教科書の説明は正しい。このことをテレビで伝えた人を知らない。