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 すご~い、長い前振りの自慢です。まあ、多くの人はスルーして下さい。晩酌で気持ちよくなっている酔っ払いの戯れ言です。

 私の大学教師の初期段階は戸北先生との二人三脚です。私のゼミ生と戸北先生のゼミ生は同じ部屋を共有しています。その一方、私が戸北ゼミの学生を指導したことはないですし、戸北先生も私のゼミ生を指導したことは無いと思います。でも、ゼミ生同士で交流があります。もし、私が戸北ゼミに指導したら上手くいかないと思います。戸北先生は私を人として認めてくれました(結婚式の媒酌人です)。でも、戸北先生は古典的なモデルの人です。私のやっていることは、「面白いし、良いことなんだろうな~」とは思っていたと思いましたが、最後まで古典的なモデルの人を受け入れて、育てました。だから、その人達に私が何かを言えば、戸北ゼミの人は苦しくなります。でも、私のゼミ生から言われたとしたら、取捨選択が出来ます。これは逆もアリです。ということを肌感覚として理解している我々は互いのゼミ生に指導はしません。

 が、互いのゼミ生を可愛がることは、自ゼミと同じです。正直、人徳者の戸北先生に懐いた西川ゼミは多かったと思います。だって、私も惚れる人なのですから。

 その戸北先生が副学長になりました。このいきさつが不思議です。次期学長が私と会い、戸北先生を副学長にしたいと言ったのです。私は「戸北先生に言ったの?」と言うと、首を振ります。その人は私と戸北先生との関係を知っていて、ことわりを入れたのだと思います。私は歓迎し、戸北先生に「○○先生から話したいことあるって、聞いて」とつなげました。こんな馬鹿馬鹿しいこと、誰も経験しないでしょう。

 戸北ゼミとの協働関係が無くなってから、西川ゼミは全体的には上手くいっているのですが、ところどころでほころびが見れます。ま、人間関係がギクシャクしているのは私には分かります。

 私は学長に面談し、戸北先生を差し出したのだから、代わりの人を採用して欲しいと求めました。私は自分の利害と大学の利害を一致させる要求はしていましたが、その時は私の利害をストレートに言いました。そんなこと今までに一度も無かったので、学長は即決してもらいました。

 やがて、仲の良い教員のゼミ生同士の交流が復活しました。そして、問題が無くなりました。

 健全な集団はベクトルが一致している多様で多数な集団であると確信しました。

 教職大学院の制度設計をするとき、それを第一優先しました。だから、私の所属している集団は多様で多数だけどベクトルが一致しています。

 さ~て、ここまではなが~い自慢話の前振りです。

 本日、院生のいる部屋に行きました。馬鹿話をしました。そこにいた他ゼミの学生が話し始めました。とても大変な状況であることを知りました。でも、明るいです。そのゼミ生曰わく、周りの人に助けられて助かったとのこと。その周りとは自分のゼミのみならず、ありとあらゆるゼミの人が、ちょっとずつ、出来ることを積み上げているようです。

 その他ゼミの学生は、このような制度設計をしてくれたのは私であり、それを感謝しました。

 私は「そ~だろう」と憎まれ口を言いましたが、ちょっとじ~んと来ました。私の制度設計度初期条件は正しかったと。それによって、下手すれば潰れる学生が、のほほんと過ごせる。ようは、人の幸不幸は人の出会いなのです。