文部科学省が教育学部の教授に小中高教員経験者、起用を義務化だそうです。
もの凄くナイーブ、つまり素人考えです。
かつて、民間の人を校長にしようとして採用しました。某都道府県では問題を起こし、退職者が激増しました。民間が上というのは愚かな考えです。ドラッカーの非営利団体の経営学を読むべきです。ちなみに我がゼミでは読んでいる人が多い。
同じです。教員経験者だったら良いだろうと思っているのです。バカか。
ちなみに私の所属する組織は殆どは教員経験者です。ただし、同時に、学術研究の業績を持っている人です。おそらく、上越教育大学の教育系組織の中で、最も博士の学位の取得率は高いです。
現場経験があれば良いならば、それならば、現場で良き先輩を得れば良い。
学術があれば良いなら、今のままで良い。
理論と実践の往還を、リアルに語れる人が必要だと我々は思いました。
が、文部科学省のお役人は、単純ですね。
追伸 私自身、暴走族相手に定時制高校で教えた経験があり、博士の学位があり、色々な学会から賞をいただきました。我が同僚は似たり寄ったりです。