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ミニ西川

 西川ゼミ(オンラインでもオフライン)に入らないと学べないことがあります。

 第一にミニ西川です。これはゼミ生達の造語です。ゼミではゼミ生からの森羅万象天地間のありとあらゆることに関して質問を受けます。それに対し、『学び合い』理論はもちろん、認知心理学、社会心理学、歴史学、生物学、経営学、宗教学等の西川が乱読した本の知識、それに基づく実体験によって応えます。間髪入れずに応えます。一部は、YouTubeで「西川研究室」と検索すると視聴できます。

 これを積み上げていくと、どんな質問を考えても、「西川先生はこう応えるだろうな」と予想がつくようになります。それがゼミ生達の間で一致します。だから、私に対して報告・連絡が不要になるのです。これが、管理職が管下にベクトルを与えると言うことなのです。

 このような現象が起こる原因は、私の考え方は至極シンプルで、一貫しています。先ほど揚げた認知心理学、社会心理学、歴史学、生物学、経営学、宗教学等も、そのシンプルな考え方で整理されているのです。そして、それが私の生き方となっていることをゼミ生は知っています。そうなると、私の目に見える世界はどのようなものに見えるのかを、ありとあらゆる方向から聞き出そうとするのです。(極端な例は、還暦を過ぎた大学教諭に、パンツの色を質問します)

 これは本からではなく、対話を通して、それも数年にわたる対話によって伝えることが出来ます。禅宗における、不立文字・教外別伝・直指人心・見性成仏に似ているなと思います。ただし、私の場合は仏に至ることを目指しているのではなく、生物の本性に由来するホモサピエンスの幸せを目指しているので、見性成人でしょうね。

 もう一つは、上記の結果として、極端に自由で縛りがないのに、それなのに、いや、それだからうまくいくという、西川ゼミ以外の人には意味不明な集団を実体験できるのです。これはゼミに入らないとおそらく分からないと思います。これが分かると私の質問に対する返答はもの凄くシンプルになります。つまり、「ゼミ生達の私はそんなことをした?したほうがいいの?」と言えばいいのです。ゼミ生達は一生懸命首を振ります。世の多くの教師は、何かをすることによって授業改善が出来ると思っています。しかし本当は、大事なことを伝えられれば、何もしないことが授業改善になるのです。ま、これ自体が意味不明なのですが。

 もちろん、『学び合い』実践者の方々も上記を学べます。それは授業レベルの『学び合い』を越えて、子ども達の一生涯の幸せ、自分の一生涯の幸せに基づいて子ども達に接すればいいのです。