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矜持

 書いてはいけないことかもしれません。しかし、教師としての矜持がそれを許しません。もしかしたら広島県の方々にご不快を感じさせるかもしれません。どうぞ、私をブロックしてください。

 教師になって、ごく初期にお父さん、お母さんという言葉は言わないように、先輩から教えてもらいました。子ども達の家庭の事情は様々です。施設から通っている子どももいます。どう言うかと言えば、「家の人」と言うのです。これは大学教師になってからもそれがディフォルトとなります。ゼミ生から相談を受ける際、お父さんといえばお父さんがいることは分かりますがお母さんがいることを前提としません。その逆もそうです。私の発言はユーチューブで公開していますが、チェックしてください。かなり、注意しています。というより、これが習い性になっています(すみません、ぬけがあるかもしれませんが)。

 本日の家内との晩酌で、小学5年生と中学2年生を対象に広島県が行ったアンケートに、離婚、うつ病、自殺などデリケートな家庭事情に突っ込む質問があったとのことを聞きました。その途端に、怒りモードになりました。

 文部科学省、広島県教育委員会の事務官がそのようなアンケートを実施しようとすることを非難しません。分かりませんから。しかし、現場の教師がそれに気づかなかったとしたら「バカ」です。気づいたら、子どもを守るために校長に言うべきです。校長も、その意味が分かれば拒否すべきです。それが見識です。「離婚」を回答する子どもの気持ちを考えるとせつない。それを分からない教諭と校長に対して怒りがわきます。おまえら教師か、と。ま、私には分からない事情があるのでしょう。しかし、大人の事情はさておき、子どもの気持ちを考えてください、と思う。

 広島の方々。これは事実ですか?事実だったら、教師の矜持は?