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2012-03-06

[]直言 22:05 直言 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 直言 - 西川純のメモ 直言 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 福島の坂内さんから直言を頂きました。とても大事なことです。坂内さんからのご了解を受けた上で以下に公開します。私も謙虚に受け止めたいと思います。

『ずいぶん前ですのでお忘れかもしれません。今から4年前、私とAさんで上越教育大学の西川先生をお訪ねいたしました。その際にB小学校の『学び合い』授業を参観させていただきました。実はその参観後、私もAもかなり怒りを覚えていました。授業が2学年の異学年、算数の授業でした。課題の設定量が1時間ではあまりに多く、到底子どもたちには解ききれるものではありませんでした。しかし、最後に担任は子どもたちに「みんなが」を強調し、説教し、それを西川先生は「いい説教だった」と笑顔でアドバイスしていました。それと対照的に子どもたちが落ち込み、潰れている状況を見ていました。このままこんなものが広がったらまずいと直感的に感じました。そして、その時に私は西川先生が授業を適切に看取れていないことを悟りました。(生意気な言い方ですみません)

それ以来、西川先生が理論を展開する一歩で、私は注意深くその他の実践の様子を探りながら、嫌われるのを承知で厳しいことを書き続けてきました。Cでも、実際の授業を見ると子どもが苦しんで泣き出し、その横でへらへらと遊んでいるような授業であったり、西川研の院生が本校で授業をしても、子どもが苦しんで泣き出すという有様です。私の下にさえ、保護者から苦情があって辞めざるをえない校長から禁止された、不登校の子どもがでた、学級崩壊したという話が舞い込んできます。

 昨日のメールにあるように、『学び合い』を実践することで「まし」どころか苦しむようになった子どもたちが大勢出ていることをイメージしていくべきです。しかし、西川先生のブログでのアドバイスはFさんが離脱した時と同じように、あまりに遠く、すぐに対応できないものばかりです。

 4年前、私とAが「まずい」と考えていたことが現実に起こり始めました。昨年からは、Aさんに代わってDさん・Eさんが授業を看取る力をつけたことで他の方々の実践に対しても情報を発信できるようになってきました。しかし、我々はあのグループ内では異端児です。厳しい言葉は誰も受け入れたくはないし、実際に多くの人々から嫌がられている存在です。我々とて、いつまでも持ちこたえられるはずもなく、私も限界を迎えています。私だって授業のことを深化させる方向で実践レベルの高い人としっとりと話し合いたいし共感を大事にした学びの場が必要なのです。

 それでもこれまで意地を張って頑張ってきたのは、『学び合い』という新しい境地を切り開いてくださった西川先生への感謝の思いからです。

 ただ、私たちもそろそろ自分の力を伸ばす方向に行きたいと考えています。だから『学び合い』グループの中や西川研の院生にバトンタッチしたいのです。先日のDさんが西川先生へ吹っかけていったのは、その議論にグループ内の方々を巻き込むためです。しかし、実際には残念ながら失敗に終わりました。

 今の『学び合い』は「法則化」と何ら変わりないものです。(それは西川先生が意図していなくても)「広げる」ことに一生懸命でその問題点を洗い出すことを怠っています。4年前に今を想像できたように、『学び合い』の今後を私は予想できます。そんなことがあって、西川先生のブログの一つ一つの言葉が気にかかります。ただそういうことにも疲れてきたので「最後にしたい」と私たちは考えています。いろいろと無礼なことを書いて本当に申し訳ございません。でもこれが本音の全てです。』

[]笑う 17:33 笑う - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 笑う - 西川純のメモ 笑う - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学生と馬鹿話をすると気持ちが楽になる。本日は、バレンタインのこととこぶとり爺さんの馬鹿話をしました。