お問い合わせ  お問い合わせがありましたら、内容を明記し電子メールにてお問い合わせ下さい。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。             

2014-02-22

[] 08:13 2014-02-22 - 西川純のメモ を含むブックマーク 2014-02-22 - 西川純のメモ のブックマークコメント

昨日、一日の間、ホーム感満載です。居心地が良かった。『学び合い』を分かった方だと、私の言っていることをリアルに想像し、やりたいと思える。『学び合い』を分からない人には荒唐無稽のほら話と聞こえる話を、笑いながら実現方法を考える。あ~、楽しかった。

[] 08:13 2014-02-22 - 西川純のメモ を含むブックマーク 2014-02-22 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 西川ゼミに所属した当初の学生さんの様子は、学部生でも、学卒院生でも、現職院生でも、みな同じです。一番近い言葉で表現すれば畏敬です。もっと正確に言えば「尊敬+恐怖+疑問」です。そのため、私を見る目の中には恐れがあり、座るときは浅く座り、背筋を伸ばしています。

 が、1ヶ月もたつと、私の前で寝っ転がりながらゼミ受ける学生が生まれます。まあ、太平は3ヶ月以内になります。最初にそのことを予言しますが、たいていは信じません。が、そうなります。それが面白い。

 私という人間が分かれば、男子学生の前では中学生並みの下ネタを連発する、馬鹿なおっさんであることが分かります。ところが、モードが変われば別人になる。そして、どのようなときにモードが変化するかは一貫している。従って、殆どの場合は緊張する必要が無いと言うことが分かります。

 一昨日、これから『学び合い』に取り組もうとする学校の教務主任にお会いしました。私に挨拶をするのですが、その目の中には恐れがあります。でも、一昨日、昨日に『学び合い』の生を見ていただき、移動車の中で1時間話しました。そして、昨日の夜に飲みましたが、恐れが消えていました。そうなると、私も気を遣わなくなる。

それは管理職の方も、ほかの先生も同じです。その学校がホームになったと感じました。

[] 08:13 2014-02-22 - 西川純のメモ を含むブックマーク 2014-02-22 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が学生さんに求めることは、大方の方には荒唐無稽な要求のように見えるかもしれませんが、私にとってはリスク管理をした上での要求です。

 昨日はゼミ生のTさんが、午前中は小学校1年生のクラスへの飛び込み授業をして、午後は、初めての全校授業の飛び込み授業をしました。本当にご苦労様です。

 午前中の授業は、一点の瑕疵も無い見事な『学び合い』の授業です。参観された方も、大満足だと思います。セオリー通りのことをやれば、セオリー通りに子どもは変化します。

 が、午後の全校『学び合い』は予想に反していました。これだけ逸脱行動をする子どもの数が多いことは想定外でした。ま、セオリー通りにやれば改善することは分かっているのですが、私が、そしてTさんが心配したのは、子どもの逸脱行動にだけ目が行き、本質的な変化が分からない先生が多いのでは無いか、ということです。

 5時間目の授業の最後に、セオリー通りの説教をして、6時間目の最初にセオリー通りの説教をして始めました。褒め上手なTさんですので、子どもが高揚しているのが分かります。そうしたら、見事に子どもたちが変化しているのです。ま、セオリー通りですが。

 でも、そのあたりが分かっていただけたかな、と不安でした。

 が、杞憂でした。さすが、その学校の子どもを指導している先生方です。5時間目の子どもの逸脱行動は想定の中でした。というより、我々には想像も出来ないほどに詳細に予想されていました。ですので5時間目のその学校の先生方の頭の中には「そうそう、そうなるよな」というイメージがあったのです。その上で、6時間目の子どもの変化にビックルされていました。たった1時間で、これだけ子どもが変化することを目のあたりにして、全校『学び合い』の凄さを実感していただきました。

 日頃から接している子どもに対する見取りの凄さを知りました。そして、納得していただけたことを喜びます。

[] 08:13 2014-02-22 - 西川純のメモ を含むブックマーク 2014-02-22 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 一昨日、昨日の講演会・飛び込み授業には佐賀県内外のお客様が参観に来ていただきました。一番遠くは鳥取から来られた方もおられます。

 校長室で校長先生とお話ししたとき、子どもたちの「荒れ」に憂慮している他校の校長先生が来られたそうです。その校長先生は『学び合い』のことを一生懸命に伝えたそうです。

 さて、これを見ている方の中に、勤務校での「荒れ」に悩まれている方もおられるでしょう。たいていの場合、自己効力感が低くなっているので、守りに入り、先送りになります。効果があるかないかを判断基準にするのでは無く、これ良い上悪くならない、ということを判断基準にするからです。そして、問題の先送りによって、結果的にもっと悪化する。そうするとさらに守りに入る。・・・という悪循環に陥ってしまいます。

 当然、そんな守りに入っている方には『学び合い』にトライするなんて思いもつかないことだと思います。でも、これを読んでいる方はそうではない。ですので宣伝します。

 『学び合い』にとっては、「荒れている学校」は「美味しい」のです。荒れている学校の方が、『学び合い』は導入しやすいし、結果として生まれる学校は「荒れている学校」の方が素晴らしい学校になります。「へ?」と思われるのが当然です。しかし、事実です。

 何故かと言えば、学校が荒れるためには、大人以上の知恵を持つ子どもが一定以上いて、それらの子どもに従うパワーある子どもたちがいるのです。その知恵を「荒れる」という非生産的な方向に向かうのでは無く、「一人も見捨てず」という方向に導けば、素晴らしい知恵とパワーが生まれます。

 大見得を切ります。先生方がその気になってくれたら、せめて、その学校の2割の先生が『学び合い』でやろうと決めていただければ、最大3ヶ月以内にハッキリとした改善を実感できます。3ヶ月は安全パイで申しています。おそらく、クラス単位だったら1週間以内で改善するクラスは生まれます。そして、おそらく1ヶ月以内にハッキリとした改善を実感できます。ね、凄い大見得でしょう。でも、私はリスク管理をした上での大見得です。

 荒れているクラス・学校、大募集中です。

[]フォーラム 08:13 フォーラム - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - フォーラム - 西川純のメモ フォーラム - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は『学び合い』フォーラムが安徳南小学校で開かれます。『学び合い』の生が見られます。