■ [大事なこと]幸せ
昨日の呑み会で「西川先生にとっての幸せとは何ですか?」と急に聞かれました。しかし、私は迷うことなく「家族と食事をして、一緒に寝ること」と応えました。
教授に昇任したとき、理科教育学会賞をいただいたときは嬉しかったです。しかし、その喜びはまあ1ヶ月も持ちません。そんな希なことを幸せとするならば、一生涯の大部分は幸せではない。でも、毎日のことに幸せを感じられたならば、毎日が幸せになることが出来ます。
これからの日本は成長ではなく、成熟を求めるしかありません。圧倒的大多数の子どもは富も名誉も得られません。しかし、一生涯を共に過ごす人と出会い、その人と一緒に食べて寝ることは多くの人が可能です。もちろん一生涯に共に過ごす人は伴侶とは限りません。でも、安定して人間関係を持つ人は必要です。全ての人が幸せを感じられる社会とそのための教育が成熟だと思っています。
8月に出した本は黙示録です。いち早く、現状の危機を感じて欲しかったので、分かりやすいもので書きました。12月、1月の本の前半は黙示録です。8月に出した本以上に悲惨な黙示録を書きます。しかし、後半は救いの書です。(もちろん、宗教書ではありません。具体的な統計データと学術データに基づいて書きました)
追伸 実は昨日は家内が私のプロポーズにOKしてくれた日です。ご安心あれ、一昨日に家族で前夜祭をしました。奮発して5000円のシャンパンで祝いました。