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2015-12-31

[]つまらない 21:51 つまらない - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - つまらない - 西川純のメモ つまらない - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今から十年以上に書いたことです(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20030829/1172971923)。残念ながら、今も変わりません。

久しぶりに紅白を見て思います。つまらない。

 私の年代歌手が出てくる。でも、声の張りはない。若い世代の歌は、一山いくらグループと、昔の焼き直し。(ゲスの極み乙女ちょっと違った)なんで、40~60代がアイドルなのだろう。新次元もっと若い世代からまれるのに。

 40~60代がアイドルのふりをしているのは、恐ろしい10代、20代、30代がいないから。恐ろしい若手とは、オジサン、オバサンには分からないことをしていて、それが時代の主流になりつつあり、自分地位を脅かすような人たちです。

 実践世界も同じです。今をリードする人達は、20代から輝いていた。30代のときは一つの時代を築いていた。上からの引きではなく、自分のし上がっていた。その人達が50代になれば、重鎮となり、一歩引かせるのが若手のつとめです。

 若い方へ

 我々の時代に比べ、活力が時代にない。勢いがない。きっと我々の時代より、難しいところはあるでしょう。でも、乗り越えて欲しいな。

 大晦日の日のメモです。

[]悲劇 14:00 悲劇 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 悲劇 - 西川純のメモ 悲劇 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 Fの悲劇ではなく、Cの悲劇、Dの悲劇、Eの悲劇

 少数の悲劇では無く、半数近い悲劇

 そして悲劇を避ける方法は、デュアルシステムを導入する本当のジョブ高校の創設と増設。そのために実習単位の縛りを緩くし、単位数を大幅に多くする。

 ジョブ高校でのプロパー先生役割技術を教えることでは無く、実習先との連絡調整、実習先でのお悩み相談シフト

http://bylines.news.yahoo.co.jp/tanakatoshihide/20151230-00052971

[]誤差論 12:49 誤差論 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 誤差論 - 西川純のメモ 誤差論 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 小中高の実験水溶液の濃度はかなりいい加減でも大丈夫です。極論すれば10%の水溶液教科書の書いてあったとしても、使う水溶液の濃度が5%でも、15%でも問題ありません。だからメスシリンダーと錆だらけの分銅を使った上皿天秤でもOKなのです。

 ところが高校の滴定実験場合はそうはいきません。その場合は、メスフラスコを使って正確に液体をはかり、化学天秤で試料をはかり、溶液を作ります

 「メスフラスコで液体をはかり、化学天秤で試料をはかる」で作られた水溶液は、「メスシリンダーで液体をはかり、上皿天秤で試料をはかる」で作られた水溶液よりは正確ですよね。さて、なんらかの理由でメスフラスコとメスシリンダーを両方使って液体をはかる場合があるとします。同様になんらかの理由で上皿天秤と化学天秤の両方使って試料をはかる場合があるとします。つまり、組み合わせとしては以下の9の組み合わせがあります

 (メスシリンダー、メスフラスコ、メスシリンダー+メスフラスコ)×(上皿天秤、化学天秤、上皿天秤+化学天秤)

 さて、正確の度合いで並べるとどうなると思いますか?














 こたえは「メスフラスコ、化学天秤」の組み合わせ以外は、全てほぼ同じになります。少なくとも滴定実験に使える液体は作れません。何故かと言えば、測定の中に一つでも正確さの低いものを含めると、全体の正確さはそこまで下がってしまうのです。他がどれだけ正確かは意味ないのです。

 これが実験物理工学学生最初に学ぶ誤差論です。理系でも、案外多くの学生は学んでいません。文系は皆無でしょう。だから、上記のことを知りません。

 長々書きましたが、何を言いたいかと言えば、記述式の問題の点数をマークシート方式の点数と加算すれば、マークシート方式試験がどんなに厳密にしても全体的には記述式の問題程度になるということです。

 つまり、先の例で言えば、滴定実験に使えないのと同じように、一点刻みの扱いは出来なくなると言うことです。つまり、段階的表示をしなければならない必然性が生まれると言うことです。おそらく、これが新テスト記述問題を含める最大の意味だと思います。内容がいいかどうかはどうでもいいのです。一点刻みの公平性を実現できない問題を入れてしまえば、総合点は一点刻みの公平性を実現できなくなるということです。

 結局、2次試験重要性が高まり、新テストの点数の偏差値信頼性が低くなる。偏差値くびきから逃れられれば、2次試験で各大学独自性を出せる。

 あははははは。

 奥の院誰かさんは、なかなか考えているな、と思います

[]意識改革 11:20 意識改革 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 意識改革 - 西川純のメモ 意識改革 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 新しい酒は新しい革袋に盛れ

 新テストにおける記述問題の扱いに混乱があるみたいですね。

http://mainichi.jp/articles/20151231/ddm/041/100/054000c

「一度限りの一斉受験という画一化された条件において、知識の再生を一点刻みで問う問題を用いた試験の点数による客観性の確保を過度に重視し、そうした点数のみに依拠した選抜を行うことが「公平」であるという、従来型の「公平性」の観念社会根付いている」ことが問題なんだけど、実務の人は従来型の公平性でやろうとするだろうな。

から大変になる。

従来型の人からはいい加減と思われる方法で採点すれば、それに一点刻みの問題の点数を加算した合計点も「いいかげん」になる。そうすれば意識改革が出来る。

ようは、新テスト箸にも棒にもかからない人をはじくための機能なのだから。そっから先は、各大学が3ポリシーに基づき、しっかりと判断する。

が、分かるまでにどれだけ時間がかかるのだろう。

追伸

 SAT記述問題採点方法が書いてありますもっともらしく書いていますが、ようは採点者の主観なのです。

 賭けても良いです。パッパと採点していますよ。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/031/shiryo/05122001/002.htm