理系の大学に入り物理系の実験をするとき誤差論を学びます。何かを測定するとき、それぞれどれだけの精度を求めるか知るための論です。簡単に言えば、液体をメスシリンダーで測定し、薬品を極めて精密な化学天秤で量ることは無駄なのです。なぜならば、いくら化学天秤で精密に測定しても、液体の誤差の中に飲み込まれてしまうからです。だから、液体をメスシリンダーで測るならば、上皿天秤程度で十分です。
コロナウイルス騒ぎの中で、『学び合い』は出来ないのではと心配される方がいます。私はマスク着用の徹底、手洗い・殺菌の徹底をすれば、問題ないと思います。何故なら、授業でいくら会話を制限したとしても、休み時間や登下校で会話を制限出来ないからです。
むしろ『学び合い』の文化が徹底しているならば、マスク着用・手洗い・殺菌は徹底するはずです。教師の目は逃れられるが、同級生の目は逃れられないのを子どもは知っていますから。
ま、誤差論を学ぶのは物理・化学系で学んだ人ぐらいです。だから、多くの人はミスシリンダーで測定した水に、化学天秤で量った薬品を混ぜた方が良いと思い込んでいるでしょう。無駄であり、有害な判断をする教師や管理職が大部分でしょうね。