■ [大事なこと]破壊的イノベーション
これからの日本は変わります。これは一致しています。でも、持続的イノベーション、すなわち現在の改良で乗り換えられると思う人と、破壊的イノベーション、すなわち現在の改良では乗り越えられないと思う人がいます。
私は後者です。
どちらが正しいか?それが歴史が決めることです。
かく言う私も持続的イノベーションのための布石はおいています。他ならない『学び合い』のノウハウ本がそれです。
でも、私の頭の中は別です。
昨日、本日、ゼミ生から私の破壊的イノベーションのことを聞かれました。
ゼミ生から、「フリースクールを考えていますが、そのためには」ICTなどをちゃんと保証しなければならないですよね?」と聞かれました。
微笑みました。
破壊的イノベーションはクリステンセンが言っていますが、キャズムのムーアも、ブルーオーシャン戦略も、表現は違いますが同じことを書いています。
つまり、破壊的イノベーションは既存の価値観では大事だと思うものを捨てることによって、新たな価値を生み出すことです。
パソコンは巨人IBMが後生大事にしていた演算速度と記憶容量をあっさりと捨てました。結果としてIBMからはせせら笑われるおもちゃをビルゲイツ、スティーブン・ジョブスが新たなイノベーションを生み出したのです。
昨日のゼミ生は、私のモデルを理解した上で安定したビジネスモデルを模索していました。笑いながら無理だと言いました。安定したビジネスモデルだったら既存企業に勝てるわけ無い。例えば、巨人IBMが安価なコンピューターを考えたとしても、数百万円レベルしか出来ません。
破壊的イノベーションは捨てることが価値なのです。
ではフリースクールの未来は何でしょう?
それはすべての人に等しく学力保証するというものを捨てることです。これは一条校には絶対に出来ないことです。
破壊的イノベーションは、主流派からせせら笑われる中で、そのノウハウを精緻化します。そして、ある段階で一般大衆が受けるホールプロダクトを生産して逆転します。『学び合い』はホールプロダクトをかなり生産しています。
ということを分かっているのですか、いつまでたっても持続的イノベーションの人しかつながれないので、イライラしています。持続的イノベーションでなんとかできると思っているのでしょうか?
■ [ゼミ]どうでもいいことと、だいじなこと
本日、ゼミ生から言われたこと。
ゼミ中、漫画本を読んでも何も言わないですね?と。
西川ゼミの様子はYouTube(https://www.youtube.com/channel/UCYaLRGq6dbEP63IGwQd0QFA)に公開しています。ただし、私の姿だけです。私とのやりとりをしているゼミ生の姿は写していません。
ゼミ生は何をしているかと言えば、ものすごくリラックスしています。
カップラーメンを食べている学生、ずっとスマホでゲームしている学生、寝ている学生。
それに無反応な私を見ていると、普通は不思議です。
理由は、私はものすごい圧倒的な結果を求めているのです。だから、過程はどうでもいいのです。西川ゼミが長くなると、それが分かります。
卒業・修了する学生には、私みたいな校長はほとんどいないよ。と言います。
ゼミ生は「分かっています」と言います。