■ [大事なこと]校則
校則がない学校が生まれています。しかし、規則がなくなっているわけではない。ようは民主的な合意によって、子どもたちの中で規則が生まれているのです。それこそが民主的な国家な形成者を生み出す教育です。
■ [大事なこと]大人の話法
本日、ある方をブロックしました。その方の書き込みは以下の通りです。大人の話法が出来ない方なのです。
『西川さんに限らず、大学教員の知識レベルが低すぎます。日本の教育を何も解っていません。特に義務教育は、世界中が羨むほどの高レベルなのです。何も知らない「大学のセンセイ」が、教育現場を混乱させているのです。「素人は口を出すな❗」と言いたいです。
一番ダメなのは、指導要領違反はできないのに、大学に限って違反が横行している事です。』
『西川さんに限らず、大学教員の方々は日本の教育を現状をご存じなのでしょうか?義務教育は、世界中が羨むほどの高レベルです。大学で学生をおしえている方々が、そのあたりを混乱させているのはないかと危惧します。現場に任せてはいかがでしょうか。
心配するのは大学で色々なことが起こっていることです。いかがでしょうか?』
■ [大事なこと]大人の話法
SNSで色々な関わり合います。そうすると、大人の話法が分からない人と関わり合います。人の考え方は色々です。自分から考えて、馬鹿馬鹿しいと思うことはあるのは当然です。でも、個人を特定して否定することはしません。組織を否定することはあると思います。しかし、その善意は信じます。仮に特定の個人を否定する場合は、だれを否定したかを分からないようにしています。
ところが、世の中には、それが守れない人がいます。私は即、ブロックします。その方を否定するつもりはありません。きっとその人の周りの人に対しては誠実な人なのでしょう。しかし、私は付き合うのはロスが大きい。
■ [大事なこと]典型的
今朝のNHKニュースで愛知県一宮市の学校での取組が紹介されていた。熱中症対策として、体育の授業では、養護教諭や授業時間がない教諭が協働して、熱中症対策に取り組んでいた。熱中症で命を落とす子もいます。子どもの命を守るための取組として紹介されています。
私はこれを観ながらため息が出ました。「きっと多くの人は、良い取組だろうと思っているんだろうな。でも、コスト計算しているのだろうか?」と思いました。
学校現場の発想は「足す」ことばかりです。O157の問題が起これば、その対策を講じます。遊具で怪我があれば、その対策を講じます。実験室の薬品で問題が起これば、対策を講じます。その対策は全て、教員の仕事を増やす対策なのです。そりゃ、足すことに文句を言う人は外部にはいないですから。桂米朝の落語によく出る言葉ですが「ぜぜ(お金)つかいは細かいが、人使いは手荒い」のが学校です。なにしろ給特法のために、教員の時間は使い放題ですから。
しかし、考えて下さい。体育の時間、養護教諭の先生は遊んでいるのですか?もし、熱中症の対策で校内を回っているときに、子どもに事故があったらどうするのでしょうか?授業のない先生は遊んでいるのですか?そもそも、教育委員会に提出する書類づくりのために授業準備が出来ない実態を、更に悪化させ、授業の質を落とす危険性はありませんか?
じゃあ、どうするか?
止めるという選択もあります。夏期の屋外での体育を止めればいい。例えば、学習指導要領には「水泳」をやることは書かれています。従って、完全に止めることは出来ません。しかし、水泳にどれほどの時間割り当てるかは定まっていないのです。夏期の屋外での授業が基本である水泳の授業時数を減らし、熱中症の危険性の低い時期に集中して実施することも出来るはずです。
しかし、これは「面倒くさい」だから、楽な「足す」ことをします。
知恵がないな~っと思います。