新型コロナウイルスの影響で様々なイベントが中止になっています。年度初め、年度末には様々なイベントが目白押しです。それをやるか、やらないかを悩む組織は多いでしょう。素人ですが、新型コロナウイルスの場合、開催の是非は医療の問題ではないように思います。インフルエンザより毒性は低く、潜伏期間がやたら長い。だらだらしたものです。
世の中にはやらねばならないことがあります。少なくとも、そう思っている人が多いイベントがあります。例えば、卒業式や入学式など。開催を決めても、中止を決めても、非難の声が起こるでしょう。
私が学校の管理職だったら、開催を決めます。ただし、出来るだけの対策を講じます。その上で、参加するかしないかは保護者に判断を委ねます。そして、出席者が一定数を割り込んだ場合、中止することを伝えるのです。つまり、最終的な判断は一人一人に任せるのです。
健康に関することです。そして、絶対的に正しい答を出せないとしたら、最善の対策を行い、判断は当事者に任せるべきだと思うのです。
さて、話は飛びますが、脱工業化社会の教育を発表する会がありました。そこに参加したとき、発表する人々に一つの質問をしました。それは「これを使わないことを子どもの判断で選択できるのか?」と。全部、選択できませんでした。工業化社会の規格化、同時化、中央集権化のコードに支配されていました。
それが正しいということを示す学術的根拠無く、法的根拠も無いのに、他人の子どもに強いることに疑問を持たない。それが今の教育です。普段の教育においても、新型コロナウイルス並に、不安を持ち、頭を使って欲しいと思います。