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生産性

 ニュースを見ていると、経済的に追い詰められている人たちを紹介しているコーナーが多いです。主張はその人達を守るセーフティネットの必要性が強調されています。

 すみません。

 全面否定しませんが、本質は違います。

 もし、年間1000万円の利益を生み出せる人ならば、企業は700万円の年収を喜んで出すでしょう。それも、100人でも1000人でも10000人でも。非正規労働者が増えています。非正規労働者の平均年収は170万円です。何故かと言えば、その人達の生み出せる利益は二百数十万円だからです。

 仮に、最低賃金を上げたらどうなるでしょう。それは韓国で既に起こったことです。雇わないという選択を企業はします。そして、今以上にロボット、AIにシフトするでしょう。

 では、どうするか。

 年間1000万円の利益を生み出す人たちを「学校」が生み出すしかありません。終身雇用を守れない日本においては、それしかないのです。

 今、定員を守れない大学が増えています。多くは18歳人口の減少を理由にしています。違います。諸外国には、大卒の割合が日本の倍の国はあります。理由は、アカデミックな大学ではなく、日本の専門学校に近いジョブ型なのです。もし、日本の大学もジョブ型に移行し、それを子どもと保護者にアピールすれば良いのです。馬鹿馬鹿しいですが、職業科高校が中高連絡会で大学への大学の推薦枠を誇っている馬鹿馬鹿しい例があります。本当は、地元企業への就職率と、10年後、20年後の定着率を誇るべきなのです。

 これは大学も同じです。現状の就職率と定着率に相関はありません。

 今日は、これぐらいにします。

 それにしても、教育界で私のような言説は殆どありません。子どもを育てるレベルばかりで、生き死にのレベルはない。