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生き方レベルの『学び合い』の補足

 私はゼミ生に対して、退職後は一生涯合わないと宣言しています。そして、ゼミ生はニコニコと聞いています。不思議ですね。これは私が生き方レベルの『学び合い』にシフトする前のゼミ生も同様でしょう。まあ、「理詰めの西川先生なんだから、それなりの考えがあるのだろう」と思ってくれていると思いますが。

 補足します。

 生物学を学んだ私は、ホモサピエンスは生存にフィットしたプログラムに支配されていると考えています。ただし、そのプログラムは小規模な集団で森林・サバンナで生活した時代にプログラムされていたと考えています。プログラムの更新は身体変化と同様に、自然状態では数十万年の世代が必要ですから。

 それ故に、我々の幸せは血族を中心とした百数十人(ダンバー数)程度の人の中で生活することが幸せであると考えています。ところが、狩猟社会から農業社会になるにつれて群れが大きくなり(小さい群れは淘汰されます)、関係性が複雑になります。そうなると後天的に獲得される社会能力が生存に強く関わります。それが徒弟制となり、現代社会に繋がります。

 授業レベルの『学び合い』で扱っているのはこのことなのです。「多様な人と折り合いを付けて自らの課題を解決する能力と集団」を組織的に与えようとしているのが授業レベルの『学び合い』です。

 しかし、授業レベルの『学び合い』で与えられる幸せは本当の幸せではありません。我々の本当の幸せは血族を中心とした百数十人程度の人の中で生活することが幸せです。実は、生き残るために獲得した多様で多数な人間関係は、究極の幸せにとって障害となります。と、考え、実践するレベルが、生き方レベルの『学び合い』です。

 これを現代社会で実現するためには、「血族を中心とした小さな集団を大事にする」、「少数ながら自身を高く評価する人達と繋がる」、「経済的自由を得るための適切な資産運用」が必要なのです。

 それ故、ゼミ生の質問は授業レベルの『学び合い』は殆どありません。それらは本に書いているし、それを理解し実践する人達が一定数います。だから、私の耳を汚す必要はありません。

 彼らの質問は、「身近な人とのつきあい方」です。例えば、パートナーとのつきあい方、親とのつきあい方、パートナーの家族とのつきあい方等があります。次に、上記以外の人達とのつきあい方です。例えば、上司、同僚、先輩、後輩とのつきあい方です。これに関しては授業レベルの『学び合い』の理論が非常に有効であることを説明します。そして、資産形成の方法です。土地の遺産放棄に関しても聞かれます。

 私は真剣に幸せになりたかったので、生き方レベルの『学び合い』に到達する以前から組織的に学び実践していました。それ故、上記のような質問に対しても間髪入れずに返答できます。理由は簡単です。上記に関して、極めてシンプルか原理原則を確立し、それを徹底した生活をしているからです。

 私はゼミ生との問答を通して、上記を徹底した先にある私が幸せで安定しているかを見せびらかしています。

 40年間かけて到達した教師像とは、子ども達に対して幸せな未来を見せることです。

 それ故、オンラインゼミ生以外のゼミ生(卒業生・修了生)は、退職後の私の幸せにとって邪魔であることは、ゼミ生との問答でぶらさずに語っていることを一致していることを理解しています(少なくとも、そうなんだろうな~レベル以上)。そして、一致していることを徹底することが、教師としてすべきことであることに全く迷いがないので、私はゼミ生に対して、退職後は一生涯合わないと宣言しています。そして、ゼミ生はニコニコと聞いています。そして、今日もゼミ生と馬鹿話をして、お昼を一緒に食べます。

 ご理解いただけます?難しいかな~。