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生き方レベル。

 夕方頃、ふらっとゼミ生控え室にいたら一人のゼミ生がいました。そのゼミ生から、「西川ゼミでは西川先生が何を考えていて、どう判断するかが、みんな分かっています。しかし、『学び合い』を分かった人の全てがそのレベルにはならないのは何故ですか?」と聞かれました。

 ゲタゲタと笑い、説明しました。それをちゃんと書こうと思います。

 第一に生き方レベル()ではないからです。授業レベルの『学び合い』であっても、在学中は何ら問題ないでしょう。協力して課題を解決した方がいいし、安易に仲間を見捨てない方がいいことは授業レベルでも分かります。しかし、手を抜きたいという気持ちは普通です。大きな問題はないなら、先送りという気持ちも分かります。しかし、生き方レベルの『学び合い』ならば、そんなことすると、かえって手間であることが分かります。

 第二に、西川研究室は基本20人~30人です。ですので、一定数のリードする子がいます。研究室が5人ぐらいだと、リードする子がいない可能性があります。(ということで、多くの小中高の先生はクリアーできますね。これは偏差値30の学校も70の学校も同じです

 第三に、私が幸せだからです。人の行動を永続的に変えるためには、己の幸せのためです。だから、教師は子どもから何を言われても、シンプルな原理原則で己が幸せになるための道筋を語らなければなりません。私が幸せだから、説得力があります。そのために高校時代から読んだ、歴史学、猿学、そして、就職してからの経営学、心理学、生物学の知見を元に語っています。

 ゼミ生のと対話は公開しています(https://www.youtube.com/results?search_query=%E8%A5%BF%E5%B7%9D%E7%A0%94%E7%A9%B6%E5%AE%A4)。観れば分かりますが、『学び合い』の質問は殆どないです。あってた場合「その子、その事は変えられない」と繰り返します。ゼミ生の質問の多くは「西川先生は・・」です。私の生き方を知りたいのです。

 皆さんに問います。

 このレベルで子どもと対話できますか?教科内容ならば答えがあります。しかし、このレベルには答えがない。だから、自分の生き様で証明するしかないのです。

追伸 来年度は公開はなしで、オンラインゼミ限定になります。