■ [大事なこと]当たり前
今日の晩酌で家内から話を聞いて自覚しました。私は普通でないこと。
今日、ゼミ(https://www.youtube.com/watch?v=T1M2vI2hQto&feature=youtu.be 24分~30分頃)でゼミ生から私の幸せは何かを聞かれました。
家族との時間です。
我が家は家族で寝ます。
我が家は朝食は一緒です。(家内は私と息子の弁当を作っていますが)
我が家は夕食は一緒です。そして、私と家内は晩酌をします。
それが、ず~っと毎日です。
これって、一般的でないことを知りました。
ある意味、ビックリ。
私は土日を含め、毎日、ずっと仕事をしています。
でも、辛くないし、疲れない。それは家族の時間があるからだと思います。
■ [嬉しい]道徳本
『アクティブ・ラーニングを実現する!『学び合い』道徳授業プラン』(http://www.amazon.co.jp/dp/4182340159)が6刷り決定です。さらに来春の常備本に決まりました。ご愛顧感謝します。
■ [大事なこと]法
私が高校教師だった三十年前、あるシンポジウムで文部省の教科調査官が学習指導要領の趣旨を説明していました。フロアーの一人が手をあげて、学習指導要領には問題が多いことを述べ、だから、自分は学習指導要領と違って授業をしていると発言しました。私としては、フロアーの人の授業と学習指導要領のどちらが正しいのかという議論が起こるのかなとドキドキして聞いていました。
教科調査官は、何故、あなたは学校教育法施行規則に基礎づけられた学習指導要領と違うことを教えられるのかと聞きました。その人は、教師だから、応えたのです。教科調査官は、あなたが他人の子どもを教え評価できる教師なのは何故か?と聞きました。その人は質問の意図をくみ取れませんでした。そこで、教科調査官は、それは教育職員免許法という法に基づいて教員免許状を取得したからだと言いました。つまり、法によって教師という身分を得ているのに、その身分を根拠として法を否定するのは自己矛盾だと言いました。チェックメイトです。
その人に他人の子どもに学習指導要領と違うことを教える権利、また、それに基づいて成績を付ける権利を「国民」は与えていません。
これは偽医者も同じです。その人が病気を治すのが上手くても医療行為は違法です。「治るんだから、いいじゃん」という論理は、デメリットの方が大きい。世の中に「俺は直すのが上手い」と自称する偽医者があふれたらどうなると思いますか?
灘中高の橋本武教諭は3年間かけて「銀の匙」という1冊の本を教材に授業をしたと言われます。教科書は使わず(これは教科書の発行に関する臨時措置法の第2条に違反しています)、プリントで授業したと言われます。
でも、これはフィクションです。
と灘中高の人は言うと思いますよ。
だって、それが事実だったら日本のエリート層を占める灘中高の卒業生は、国語を未履修ということです。つまり、卒業証書は虚偽に基づいており、その後の大学卒業も取り消され、中卒になります。
だから、これはフィクションです。
私はフィクションで言われている授業の善し悪しは分かりません。でも、それが中学校、高等学校の授業ではないことは断言できます。善し悪しではないのです。