■ [大事なこと]何パーセント
各都道府県教育委員会には分かった人がいて、色々な仕掛けをしています。それにに敬意を表した上で思います。それで何パーセントの子どもが救われますか?と。現在、高卒、大卒の3分の1は非正規雇用です。正規採用されても3年間で3分の1が離職します。だから崩壊させたいのです。日本の行政は有能です。崩壊前には動きません、しかし崩壊した後の立て直し力は世界トップです。
■ [大事なこと]崩壊
最近、ある『学び合い』実践者と話しました。その方は勤務校が崩壊に向かっていることを語り、それを押しとどめようとされていました。そこで、そんなことやめなさいと申しました。
私は「どんなことしても崩壊するから、さっさと崩壊させればいい。早く崩壊させれば、奈落に落ちていく子どもの数を減らすことが出来る。どうせ5年ぐらいだから。」と言いました。
その方は「5年ですか?」と驚かれました。そして、「崩壊ってどういう状態ですか?」と聞かれました。私は「とりあえず5年で崩壊することを説明するよ。その上で崩壊とはどういうことかを説明する」と申しました。
既に崩壊は起こっています。そして、もうちょっとで決壊します。
第一は、途中退職者の補充が出来ないことです。既に学級担任不在、教科担任不在は希なケースでなくなっています。教頭・教務主任が学級担任になったり、退職者に頼み込んで教科担任になって首の皮一枚の状態です。さて、あと一人退職したらどうなります?
第二は、外国人の増加です。家賃が低い地域には外国人労働者が集まります。さて、クラスに日本語が分からない子どもが3人いたら、どうなりますか?
第三は、広域通信制の拡大です。トライ式高等学院の宣伝が本格的ですね。今、通信制が「クール」になりつつあります。そして、中学校、小学校の広域通信制が生まれ、広がります。そして、優秀な子どもたちが公立を捨て始めるのです。
第四は合併です。もう一歩統廃合が進んだらスクールバスでなんとか出来ますか?
私のメモを読まれる方ならば、以上は事実であることはお分かりです。さて、5年というのは短いと思いますか?
その上で、その方には分からない人を説得することはやめることを勧めました。崩壊すれば、分かる人が増えます。そして、まずは自身の身を守ることを勧めました。幸い、『学び合い』の場合、上記3つに関して何とでもなります。
そして崩壊とは、今の授業が成立しないことだと申しました。
最近の講演では、広域通信制を知ることを保護者にも、教師にも勧めています。