みなさん。お伺いします。
日本の文学の中で領収書に関して「上様」と書くことが明記されている作品を知っていますか?私は寡聞にして知りません。
小中高の教科書で、それが題材にされたことがありますか?私は小中高と光村の教科書であり、日本人の大多数は国語の教科書はそうだったと思います。で、それが扱われることがありましたか?
小中高の子どもが領収書を書いてもらう場面がありましたか?
私は子どもたちの会話を丹念に聞いて分析しています。その中に「国道って道のこと?」と同級生に聞いている子どもがいました。最初はあっけにとられました。しかし、考えてみれば当然です。子どもたちが生活する中で国道という言葉は使われません。駅前の道、●●に行く道、海岸線の道という風に言うでしょう。国道という言葉が使えなくても、国語力の問題ではありません。教えていないし、使う必要も無い言葉ですから。
追申 反論としては9時10分前のことを言う人もいるでしょう。でもね、日本語的にはどちらも正しいのです。ただ、社会人の習慣を理解しているか否かの問題です。これは認知心理学ではフレーム、スクリプトというものです。いずれにせよ、分からないのは当然です。