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お願い

 ネットサーフィンをしていると、以下の様なものがありました。

 

 「「学び合い」を大義名分に、全く授業をせずに生徒に丸投げの教師がいる。プリントを「お互い教えあいなさい」で解かせ、最後まで残った児童を、クラス全員が取り囲み教えようとする。囲まれた児童はパニックで思考停止し、チャイムが鳴るまでその時間が続く。」

 

 ゲンナリします。

 おそらく書かれた人は、『学び合い』スタートブックぐらいを読んで『学び合い』を実践している人なのでしょう。私が何度も最低5冊(https://www.jun24kawa.com/entry/2020/03/07/090655)は読んでくださいと連呼しても、そういう人はいます。その結果として、上記のような状況を引き起こし、同僚もしくは保護者から上記のような書き込みをされているのだと思います。

 上記のようなことは先に挙げた5冊を読んで、その通りにしていれば絶対に起こらないことです。例えば、「『学び合い』を成功させる教師の言葉がけ」の46ページから47ページを読めば、原因は何で、解決策はどうしたらいいかが書かれています。なによりも、「みんなで取り組む『学び合い』入門」を読んでいないから、同僚もしくは保護者が感情的な書き込みをするのでしょう。

 何度も書いていますが、新たな製品・サービスに対して様々なタイプがいます。最も多い68%のマジョリティは新たな製品・サービスを使いこなすのに苦労するのを嫌がります。数冊を読んで実践する人たちがそのような人達です。ただし、このような人が多いことは集団が健全な証拠です。私だって、携帯電話の使い方に関してはマジョリティの行動をしています。

 どうしたらいいか?

 上記のマジョリティの人達を本質的に変えることは出来ません。更に言えば、変える必要もありません。不自然です。では、どうしたらいいか?

 関係する本を読み、自分で考え、人と語り合える12.5%のアーリーアダプターを育てるしかないのです。その人達が暴走するイノベーターの手綱を握り、苦労せず使いこなそうとするマジョリティをサポートするのです。

 お願いです、様々な本を用意しました。その中にはマジョリティの人が使いやすい本も用意しました。どうぞ、学び、使って下さい。そして、周りの人をサポートして下さい。

 『学び合い』を実践している我々にとって、一番ありがたいのは、有能な『学び合い』実践者です。次は、無能な『学び合い』反対者です。周りの人に反面教師になりますから。次は有能な『学び合い』反対者です。有能な人ならば無意味な攻撃はしません。折り合いを付けて、協力できることは協力し合うことが出来ます。そして、一番迷惑なのは失敗を繰り返す『学び合い』実践者です。その人達によって、我々が誤解されてしまいます。

 我が身を守るためにも、是非、マジョリティの人達をサポートして下さい。